UdonSharpスクリプトの数によるCPU負荷について【UdonSharp パフォーマンス調査】.md

UdonSharpスクリプトの数によるCPU負荷について

UdonSharpスクリプトの数が、CPU負荷にどのような影響を与えるかを検証しました。 特に、ライフサイクルメソッドの有無による影響を調査しています。

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テスト方法はInstantiateを使用してスクリプト付きオブジェクトを生成し続け、FPSが20未満になるまでに生成できた数を記録して評価します。

テスト項目

• NoBehaviorMethod: ライフサイクルメソッドなし
• BehaviorMethod: Updateを実装
• BehaviorMethod2: Update LateUpdateを実装
• BehaviorMethod3: Update LateUpdate PostLateUpdateを実装
• BehaviorMethodDisable: Update enabled = falseを実行し、処理を行わないようにする
• BehaviorMethodDisable2: Update LateUpdate enabled = falseを実行し、処理を行わないようにする
• BehaviorEvent: SendCustomEventDelayedFrames(nameof(_LoopUpdate), 1, EventTiming.Update)を常時ループする
• BehaviorEvent2: SendCustomEventDelayedSeconds(nameof(_LoopUpdate), 0.1f, EventTiming.Update)を常時ループする

ベンチマーク結果

テスト項目	スポーン数
NoBehaviorMethod	500000↑
BehaviorMethod	75674
BehaviorMethod2	33566
BehaviorMethod3	23210
BehaviorMethodDisable	500000↑
BehaviorMethodDisable2	500000↑
BehaviorEvent	40983
BehaviorEvent2	70276

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まとめ

• ライフサイクルメソッドを実装しないスクリプトはCPU負荷がほとんどない(500000オブジェクトを生成した状態でもFPSに変化がなかった)
• ライフサイクルメソッドの数によってCPU負荷が高くなる
• SendCustomEventDelayedFrames(1)やSendCustomEventDelayedSeconds(0.1f)は呼び出しコストが多く常時ループでの使用は負荷が高い
• ライフサイクルメソッドを実装した場合でも、スクリプトをenabled = falseすることでCPU負荷をなくすことができる