非UdonBehaviorクラスのベンチマーク.md

UdonSharpでクラス構造を作成したときのアクセスベンチマーク結果

さまざまな方法でクラス構造を作成して$"a: {a}, b: {b}" の形式で文字列出力するサンプルコードを実行し、アクセス速度を測定しました。以下は、100,000回の文字列出力にかかる時間を比較した結果です。

作成するクラス構造

public class TestClass{
  public int A;
  public string B;
}

テスト内容

• Variable_Access: クラス構造を作成しないて通常の変数宣言を使用。$"a: {a}, b: {b}" で直接変数を参照。
• UdonbehaviorClass_Access: データクラスとして別のUdonbehaviorクラスを作成。
• UdonbehaviorClass_Access2: UdonbehaviorClass_Accessのの内部処理にgetterを追加し、その中で文字列出力を行う。
• List_Access: DataList を用い、list[0] などのインデックスでデータを参照。
• Dictionary_Access: DataDictionary を用い、dict["a"] などのキーでデータを参照。
• MyDarkClass_Access: 闇クラスを使用し、プロパティ A および B にアクセス。
• MyClass_Access: U#1.2の非UdonSharpBehaviourクラスを利用。
• MyClass_Access2: MyClass_Accessの内部処理にgetterを追加し、その中で文字列出力を行う。

ベンチマーク結果

テスト項目	Median (ms)	Min (ms)	Max (ms)	相対性能 (%)
Variable_Access	59.2113	58.066	65.105	100.00
UdonbehaviorClass_Access	139.54925	134.638	144.867	42.43
UdonbehaviorClass_Access2	138.11045	135.696	158.013	42.89
List_Access	97.7863	95.907	105.921	60.55
Dictionary_Access	124.2012	121.536	162.402	47.67
MyDarkClass_Access	135.20415	132.985	143.174	43.79
MyClass_Access	113.73265	111.906	120.445	52.06
MyClass_Access2	142.58765	136.582	198.047	41.55